ロンドン、MBAホルダーのワーキングホリデー

世界都市ロンドンで、悪天候・不味い飯・高い物価の3重苦に立ち向かうブログ

第2の故郷オーストラリア


今日は私がビジネススクール時に住んでいたオーストラリアについて。


まず私がMBA取得を志した理由は、日本の閉塞感とグローバル化である。というといかにも堅苦しそうだが、ただみんなが話す英語で、世界中の人とコミュニケーションを取りたかったのである。そこで天候・治安のよいオーストラリア、奨学金がもらえたUniversity of Melbourneのメルボルンビジネススクールをチョイスした。


日本にとってオーストラリアは意外と馴染みのない国かもしれない。地理的にもアジアというくくりではなく、それほど近いという感覚もないであろう。近隣国はニュージーランド以外は、メジャーな国はそれほどない。意外と近いインドネシアが北にある他は東ティモール、パプアニューギニア、ソロモン諸島、バヌアツ等のマイナーな国があるだけだ。貧しい国が多い南半球で唯一といってもいいほどの先進国である。


他国と隔離されていることから1800年頃に英国に植民地化されるまで多種の先住民が長らく暮らしていた。また、生態系も個性的で特に有名なのはコアラとカンガルー、加えて、ポッサムやエミューもオーストラリアならではの動物であろう。土地にも恵まれ国土面積は世界6位である。


経済的にも豊かな国で2000万人超の人口にも関わらずGDPは世界10位、一人当たりの所得は世界5位である。豊かな資源を活かし、ボーキサイトや鉄鉱石の輸出が盛んで、牛肉のオージービーフも有名である。


表面的なことばかりになってしまったが、天候がよく自然が豊かで、人々もまったりしているのがオーストラリアのいいところである。

ストーンヘンジ(Stonehenge)旅行

英国世界遺産ストーンヘンジを見てきた。ストーンヘンジは大きな細長い石が綺麗な円を描くように直立していたり、石と石にまたがるように横たわっていたりする、ただそれだけ。4〜5000年前に作られたこれらの石の並びは美しく映る。誰がどのように何故作ったのかは明確には解明されていない。また、夏至の日は中央にある祭壇石と6mほどの背の高い石と太陽が一直線に並ぶ。夏至の日は確か最寄駅からのバスが無料で大変混む。


ロンドンからのアクセスは電車とバスで2〜3時間程度。本当に石が緑豊かな田舎の地にあるだけなので滞在は30分あれば十分だろう。ストーンヘンジの変遷、歴史等に興味があれば博物館を訪れてみるのもよい。


What does the fox sayで有名なYlvisもストーンヘンジの謎を歌っている(笑)

欧州のバケーション・働き方


欧州、夏のバケーションはとくかく長い。


私も現在2週間休暇をもらい、フランス・ドイツと旅行をしている。他の同僚も1、2週間の休みを取り、旅行をしたり、まったり過ごしいたりする。この休暇の取得のしやすさは欧州ならではのものだろう。1ヶ月のバカンスというのが存在する。ロンドン市内を歩いていてもやはり欧州からの観光客が多いように思える。


余談だが、アジア、中国をはじめ日本からも観光客が沢山来ている。彼らの佇まい、振る舞いを見ていると一目で観光客だと分かる。英国で育ったアジア人と観光客は違う。写真でみても服装や顔つきで違いがわかるものである。


話が逸れたが、欧州は大変ワークライフバランスに優れた?仕事は生活の一部という考えが浸透しており、たとえ正社員でなくても、アルバイト従業員であっても有料休暇が20〜30日程度与えられている。加えて、Sick Day(病気休暇)というものも充実しており、風邪を引いても有給病気休暇が取れる。始業時間9時、昼休憩1時間、就業時間5時の実働時間7時間というのもザラにある。残業も厳しく取り締まられているのでサービス残業なるものも聞いたことがない。あったとしても企業は従業員に訴えられてしまう。当然企業敗訴プラス慰謝料である。また、人種や年齢に対する差別も極めて厳しく取り締まられている。


仕事とプラベート、一線を引いたようにも思えるロンドン。たしかに上司や同僚に恋人の有無、住まい、同居人、休日の過ごし方を細かく聞かれると不快になることもあるので、日本人でさえもこちらの働き方を好む人も多いだろう。むしろこちらにいる日本人にこそ、欧州では、、、といった考え方を持っている人が多いので、そういった話をするのは気をつけたほうがいい。